Section 3では、プリンタの稼働時間を指定できるということを解説しました。ところで、Section
3のテクニックを使用して、大量のジョブを印刷中に別のジョブを今すぐ印刷しなければならないとき、どうしますか?
印刷を中止し、後から指定したページから印刷させる方法もありますし、プリンタを一時停止させジョブの送信を一時停止させる方法もあります。しかしそれはMCPとしては、ばかばかしい手法です。そこで今回は、他のプリンタよりも優先して印刷できるプリンタの設定方法を紹介したいと思います。
プリンタには、「優先順位」を設定することができます。この優先順位は1から99までの数値で表現されるのですが、99が最も優先されるようになっています。デフォルトでは、全てのプリンタの優先順位は1に設定されます。
プリンタのプロパティの詳細設定タブに設定箇所がありますので、確認してみてください。数値は大きいほど優先されますので、優先順位1のプリンタより優先したければ、2以上の数値を指定します。
当たり前の話ですが、小数は指定できません。1.5や2.5など、数学上1より大きくてもこれらの数値は指定できません。優先順位を設定され、他のプリンタより優先順位の高いプリンタで印刷を行うと、他のプリンタでどんなジョブを印刷中であろうと、割り込んで優先的に印刷されます。