ディスククォータと言われて、「あぁ、あれね」とすぐ頭に思い浮かぶ人はそんなにいないと思います。それだけ無名な機能なのですが・・・個人で使用する機会もないでしょう。ディスククォータは、ユーザーごとに使用可能なディスク領域を制限するNTFSドライブの機能です。ただし、アクセス許可ほど難しくはありませんが、使用するには正しい知識が必要です。
これはクォータの設定画面ですが、ここでディスククォータを設定すると、クォータ設定後に作成されたユーザーアカウントに対し、ディスク領域の制限をかけることができます。ですので、設定前に作成されたユーザーアカウントに対しても制限をかけたい場合、クォータエントリボタンからクォータエントリ(制限するユーザーアカウント)を追加します。

この制限はユーザーアカウントのみに対して有効で、グループに対して行うことはできません。
また、上から2番目の「超過したユーザーのディスク割り当てを拒否する」にチェックが入っていないと、制限を越えて領域を使用されることもありますので、ディスククォータを使用する際は必ず確認するようにしましょう。

そしてこのディスククォータは、NTFS圧縮属性は無視します。つまり、NTFS圧縮前のファイルサイズを認識しますので、圧縮後のサイズが制限内であっても保存できなくなるということがあります。この辺は注意が必要です。