今回も報告資料に入る前に用語解説から。ここでNTFS用語に慣れておけば、報告資料だけでなく実際の運用でも役立つかと思われます。
  • NTFS・・・今回の報告資料の中心的存在、NTFS(New Technology File System)です。NT系OSでのみサポートされ、OSのバージョンによってNTFSもバージョンが変わります。アクセス許可やEFS、クォータ、マウントなどDOSや9x系で使用されるFAT16、FAT32にはない機能をサポートしています。

    ※9x系OSでも、共有フォルダであればNTFSドライブにアクセス可能。
  • アクセス許可・・・ファイル/フォルダ単位で設定可能。ユーザーやグループによって、使用制限をかけることが可能。正しく設定するのは意外に難しい。
  • EFS・・・暗号化ファイルシステムの事。OSレベルで暗号化/復号化をサポートしているので、特に意識せずに利用可能。ただし落とし穴あり。
  • クォータ・・・ユーザーごとに使用できるディスク領域を制限する機能。グループ単位での制限は不可。
  • マウント・・・他のドライブの空フォルダを使用して、空き領域を増やす技術。パーティションを再設定せずに空き領域が増える。
  • ベーシックディスク・・・NT系・9x系問わず使用可能なHDDの使用方法。9x系ではベーシックディスクしかないので、あまり知られていない用語。(NTFSとは無関係)
  • ダイナミックディスク・・・Windows 2000からサポート?されたHDDの使用方法。ミラーボリュームやストライプボリューム、スパンボリューム、RAID-5ボリュームを構成可能(すべてソフトウェア)。Windows 2000 ProfessionalとWindows 2000 Serverとでは使用可能なボリュームに違いがある。